沿革
日本出版美術家連盟の発足は、1948年に、「Aの会」や「十五日会」に所属する若手挿絵画家たちが集まり、岩田専太郎に挿絵画家の団体創設を訴えたことに始まります。
昭和23年(1948年)4月
「戦前には、日本挿絵画家協会というのがあったが、今は無くなってしまった。何とかしなければいけないね。」という岩田の言葉をひきだし、1948年4月、上野桜亭にて、戦前よりの挿絵画家たちも集まり、団体名を「出版美術家連盟」(現・日本出版美術家連盟)と命名し発足しました。初代理事長は岩田専太郎。発起人メンバーは岩田専太郎、鴨下晁湖、宮尾しげを、田河水泡、田中比左良、小野佐世男、冨田千秋、川原久仁於、田代光、嶺田弘、清水三重三、細木原青起、寺本忠雄、須藤しげる、梁川剛の15名。
昭和25年(1950年)
第1回総会が上野韻松亭で行われ、本格的な活動が始まります。
昭和26年(1951年)
第1回「挿絵祭」と銘打った展覧会が上野松坂屋デパートで盛大に開催されました。