濱野彰親 巨星・松本清張特別展

名誉会員の濱野彰親の挿絵が、県立神奈川近代文学館での特別展、『巨星・松本清張』に約2カ月にわたって飾られました。

JPALウェブサイト委員も、5月のゴールデンウィークにこの展覧会を観てきました。
松本清張先生のヒット作のひとつである『黒革の手帖』(1980)の挿絵原画の他、『十万分の一の偶然』(1981)の挿絵原画も額装されて、松本先生の遺稿やメモノートなどと一緒に展示されていました。

松本清張先生はご自身も絵を描かれるため、挿絵画家への注文は厳しかったといわれます。巨星・松本清張の作品の挿絵を担当した錚々たる挿絵画家のなかには、当連盟を設立した岩田専太郎も含まれます。その他、田代光など、連盟にゆかりのあるイラストレーターと何人も関わりがあったことが、この展示からわかり、大変勉強になりました。

お休み中ということもあり、本当にたくさんのお客さまが会場にいて、松本清張先生の変わらぬ人気を伝える、とても充実した展示でした。


特別展
巨星・松本清張


【会期】
2019年3月16日(土)~5月12日(日)
休館日は月曜日(4月29日、5月6日は開館)

【開館時間】午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
【会場】神奈川近代文学館第2、3展示室
【観覧料】
一般600円(400円)、65歳以上/20歳未満及び学生300円(200円)、高校生100円、中学生以下無料*(  )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は無料(詳しくはお問い合わせください)
【主催】県立神奈川近代文学館、公益財団法人神奈川文学振興会
【編集委員】藤井康栄(北九州市立松本清張記念館名誉館長)
【特別協力】北九州市立松本清張記念館
【後援】一般社団法人日本推理作家協会、NHK横浜放送局、FMヨコハマ、神奈川新聞社、tvk(テレビ神奈川)
【協賛】光文社、新潮社、京浜急行電鉄、相模鉄道、東京急行電鉄、横浜高速鉄道、神奈川近代文学館を支援(サポート)する会
【広報協力】KAAT 神奈川芸術劇場